運営者プロフィール

小さな頃から自然科学に興味を持ち、理系の道に進んだアラフォー男子です。
典型的な理系人間でありつつも、学生の頃から哲学や心理学にも興味を持ちつつ、医学の道にも関心があったことから、現在では精神医学や脳科学的な分野にもたいへん関心があります。

当サイトを開設した理由

「パーソナリティ障害」とは?
「自己愛性パーソナリティ障害」って?

私はほんの数年前まで、これらの言葉とはほぼ無縁の日々を過ごしてきました。

しかし、数年前のある日、たまたま仕事上で深く接することとなった女性経営者、さらにはここ最近、プライベートでとても慕った女性がパーソナリティ障害を抱えており、私はこの数年の間で、さまざまな出来事を経験し、数多くのトラブルや悩みに遭遇することとなりました。

パーソナリティ障害の人と深く接したことのある方ならよくお分かりになるかと思いますが、パーソナリティ障害の人は、単に「個性が強い」「自分勝手」「わがまま」という一言では済まされない、個性という概念をはるかに超えた違和感を持ち合わせており、通常では経験しないような苦しい心境にまで相手を追い詰めてしまうという性質があります。胸が締めつけられるような思い、えぐられるような思いをされた方、そして、なかなか関係を断ち切れずに今なお苦しんでおられる方々も多いことと思います。

一方で、パーソナリティ障害を持つ本人としては、日頃から「嫌なことが続く」「自分の思い通りにならない」という思いが常にあり、実際の所は「友達が少ない」「孤独で寂しい」「生きづらい」といったことを心の奥底で無意識的、あるいは潜在的に感じています。そして、たまにそれらを自発的に訴えてみたり、しかし次の瞬間には否定してみたりと、日々、主張がコロコロと変わり、一貫性がなく情緒が不安定な傾向が見られます。

そこで当サイトでは、パーソナリティ障害である本人の視点、あるいは、パーソナリティ障害の人と深く接した相手側の視点にて、私が特に深く経験した「自己愛性パーソナリティ障害」について、実際には、どのような特徴や症状があり、当の本人、あるいは、周囲の人々がどう感じ、どのような影響が生じたのか、さらには、症状の治癒や軽快に向けた対処や見込みはあるのかなど、数多くの実体験を踏まえながら一つ一つ綴り、検証していきたいと思います。

自己愛性パーソナリティ障害で苦しんでいる本人、あるいは、その影響を多大に受けた周囲の方々へ、自己愛性パーソナリティ障害に対する客観的な考察をすることで、この障害への理解の深まりやヒント・安心・同調への材料となりましたら幸いです。